4月28日(土)から中国浙江省杭州市で開催された「杭州アニメフェア(正式にはChina International Cartoon & Animation Festival)」を訪問したのでその報告を行いたい。今年で8回目になるが、個人的には4回目の参加となる。
杭州は直通便があるが、毎日出ている訳ではないので今回も上海から行くことにした。羽田から虹橋に飛び、そこから地下鉄で二つ目の駅から「新幹線」のような高速鉄道が出ている。乗車時間50分余りなので、「アッという間」に着く感じである。下の写真は杭州駅で撮った中国「新幹線」。
今回、杭州アニメフェアにおいて大きな出来事であったのは会場の移転である。以前の会場とはそれほど離れていない白馬湖(済みません白鳥湖かと思ってました)の湖畔にある展示施設とホテルを中心に行われるのだが、驚くことにこのアニメフェアのために建てられたとのことである。
風聞が多い中国のことなので、真偽の程は確かではないが、中南グループという浙江省最大の不動産グループが杭州政府(杭州市)に提案して、公表数十万人と言われる入場者を受け入られる新しい施設の建設を提案し受け入れられたとのことである。ということで、初日(ビジネスデー)に訪れて見た施設を紹介する。まずは、各種の会議が行われる「建国飯店」。非常にユニークなデザインであるが、同種の形を変えた宿泊施設が幾つも並んでいる。また、まだ着手していないとのことであるが、「動漫博物館」の建設もよていされている。
建国飯店の斜め向かい側にある展示会場A。新しくなったのはもちろんであるが、以前より天井が高くなって展示会場らしくなった。こちらは2階建て。
こちらは展示会場Aと隣接している展示会場B。建国飯店の真向かいにある。こちらは地下1回、地上4階建てのつくりである。
建国飯店と展示会場Bの手前から奥の方を見るとこうなっている。まだつかっていない建物が幾つもあるのだ。建設業に勢いがあると思ってしまう風景である。
展示会場Aを入って右にあるCCTVブース。いつもながら一番良い位置にある。
CCTVのサイドステージ。
CCTVの向かいは地元浙江州のテレビ局。これ以降1Fは各省のテレビ局や動漫基地のブースが続く。
1FのSMG(上海メディアグループ)ブースにあったロボット。「鉄製」でごつい。
中南グループの子会社中南 CARTOON。オーナーの娘さんがやっているとのことだが今回のアニメフェアに対する後援も含めてえらく動漫に力を入れている。展示会場Bの1Fにもブースを出している。