クールジャパンにおけるアニメの役割2013年アニメビジネス関連にニューズの第3位は〈クールジャパン〉。2013年はこれに関する報道が多かった。官主導で日本の魅力を世界的にアピールし、文化的、経済的な位置づけを高めていこうというものであろうが、アニメ業界とクールジャパンの関係で言えば具体的にはJ−LOPに代表されるであろう。J−LOPのHPを見てもアニメ関連企業からの申請が圧倒的に多い。
ということで、アニメがクールジャパンを代表するコンテンツとして位置しているのは間違いないものの、最近その施策自体がそれ意外にどんどんシフトしているようである。料理やファッション、サービス、あるいは物産等などかなり拡大しつつあるとのこと。
その要因の一つにアニメの海外売上の低さが挙げられるであろう。騒がれている割には海外での売上は百数十億足らず。これが10倍になるかどうかは産業界の努力にかかっているであろうが、今後の海外展開はおそらくコンテンツ単独ではなく、音楽やファッション、サービス、または電化製品や車といったんものと複合的に押し進める必要があるのではないかと思う。
アニメ自体、特にクールアニメ系はビジネスモデルの変化で人気の割にはマネタイズ出来ないという悩みを抱えているものの、広告塔としては十分な可能性を秘めているはずである。その点について、アニメ業界としてはabpf(アニメビジネス・パートナーズファーラム)を通じて呼びかけている。来年1月10日(金)から第3期がスタートするが、宜しければ是非ご参加いただきたい。一応、初日のシンポジュウムに参加する予定である。
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