〈インドで考えたこと〉(6)インドと共有できる文化はあるのか?
インドで一番思ったのは文化的差異。アフリカは論外としても(失礼)、これまで訪れた国で一番日本と文化的に離れていると感じた。こんなに差があって果たして一緒に仕事が出来るのだろうか?(実際にはインド版巨人の星やハットリくんでやっておるのですが)。
果たして日本とインドで共有できる文化や言語は存在するのか?
うーんと悩みながら土曜の朝、テレビを点けてみたら・・・
あらら、何とニケルオデオンで忍者ハットリくん、ディズニーチャンネルでドラえもんを延々と放映しているではないか。しかも、ほとんど一日中である。
こんなに文化的な距離を感じるのに、なんでドラえもんでハットリくんがこんなにもあっさりと受入られているのであろうか。親日的で親和性が高いタイで受け入れられるのは分かるとしても、なぜインドで?あれほど遠く感じていたインドとの距離が、ドラえもんによって一挙に近くなった。
我々はアニメという存在をもっと異なる次元で考えて見る必要があるのではないだろうか。国内レベルの娯楽に過ぎないと考えられていたものが持つ、この国際的な文化的発信力について、政治、経済、比較文化といった様々な側面か体型的に考える必要があるのではないだろうか。
韓国製テレビでヒンドー語(多分)のハットリくんを見る。
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