5月13日(火)〈著作権保護期間「70年」〉
「お約束」ではあったと思うが、著作権保護期間が70年となった。そうなると、死後50年で一旦パブリックドメインとなった作品で、再度保護期間の範疇に入る作品は多いであろう。
保護期間延長で出版や映像化などに影響を及ぼすと思われる、50年前に亡くなった作家は尾崎士郎、三好達治、佐藤春夫などがいる。まあ、何時から施行されるのか分からないが、例えば、パブリックドメインになった『人生劇場』を映像化しちゃった後、実際に著作権保護期間「70年」が施行された場合はどうなるのであろうか。
映画は一足先に70年になったが、この時にも様々な問題が起きて、今でも係争中の裁判が幾つかある。映像の時は『ゴジラ』と『七人の侍』に合わせてのことだと思ったが、今回の「ガイアツ」による保護期間延長ではどんな影響が出るのであろうか。
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