5月11日(日)〈クール・ジャパンはなぜ嫌われるのか〉
日本はキッズ向け大人向けのアニメ(いわゆるオタクアニメ)が同居している世界で唯一の国である。ところが、両者はそのターゲットからビジネスモデルまでかなり異なっている。
クール・ジャパンにおけるアニメ領域で、その違いが明確になっているのであろうか。アニメが海外で活躍と言われているが、実利を挙げているのはほぼキッズ向け作品であり、大人向け作品は人気はあるがほとんどマネタイズ出来ていないのが現状である(情報発信力は大人向けアニメの方がネットメディアを通じて圧倒的に高いが)。
海外における日本製アニメの弱点は一にも二にも「流通」である。従ってインフラ整備が最優先であるが、例えそれが整備されたところで大人向け作品がビジネスとなるのはかなり先のことである。この辺りのビジネスモデルと現状について把握出来れば、自ずからアニメ領域におけるクール・ジャパンの方向性が決まってくるのではないか。
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