大連・北京の動漫基地を訪ねて〜大連動漫回廊
今夏からまた写真が復活します。杭州よりショットが多いので少しは楽しめると思います。
いきなり大連空港で日本動画協会ご一行の歓迎ショット。左からエイケンの中邨さん、一人置いて松谷理事長、一人置いて泊顧問、アサツーの篠田さん、トムスのさんなど。
杭州のアニメフェアから戻って一週間後に再度中国を訪れる機会を得て、さらに中国のアニメ産業に関して考える機会を得ることが出来た。今回は大連で行われる「日中 桜・アニメ フェスティバル」という文化交流会に手塚プロの松谷理事長(6月よりスタジオぴえろの布川理事長にバトンタッチ)、泊顧問以下一行8名の動画協会員及び職員が招かれその一人としておじゃました次第であるが、同時に大連市と誘致を受けている北京市石景山区にある動漫基地の視察や、経済産業省がコンタクトしたアニメ産業政策に関わる中国政府関係者との懇談も重要な目的のひとつであった。
大連の動漫基地(大連動漫回廊=DALIAN Multimedia Corridor)を訪れたのは出発当日5月8日の午後、大連市長への表敬訪問のあとであった。この動漫基地は大連市の中心から南西部に車で30分ほど行った広大な大連ハイテクパークの一角にある。このハイテクパークには2,900社以上の企業があり、その内外資系企業が860社以上、ハイテク系企業が700社以上あり、マイクロソフト、インテル、IBM、ノキア、トヨタ、ソニー、パナソニックといった世界的企業が進出している。
大連市庁舎のテラスから見た噴水ショー。曲目は「北国の春」であった。大連市庁舎は旧日本統治下で立てられた有名な建築物。
大連で日本のアニメ関連企業といえばハル・フイルム・メーカーの親会社であるTYOグループが中国企業と合弁で設立したアニメーション制作会社「大連東方龍動画発展有限公司」が頭に浮かぶ。春田社長は東方龍動画の取締役も兼任しており、同社は2005年にCCTVで放映された『天天笑』を製作しているが今回訪問のリストに入ってなかったが、まだ風評のレベルであるがどうもTYOグループは大連から撤退するらしい。
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