とっくにご承知ではあろうが東京国際アニメフェアが開催されている。
多分このブログをご覧になっている方は既に行かれているかと思うが、一応お知らせということで。
世相を反映してか2〜3年前と比べると出展数も少なく淋しい感じは否めない。ブースもいささか物足りない感じはする(サテライトは元気!)。
今年も動画協会ブースで昨年の産業データが発表されている。それによると、産業動向の目安となる年間アニメ制作分数が対策年度微減となった。06年をピークに下がり続けた制作分数がここに来て下げ止まったかのように見える。
とは言え、相変わらず日本のアニメ産業を取り巻く環境は厳しい。昨日行ったセミナー「衝撃の実態:世界の人間は日本のアニ メをどうやって知ったのか?」でも、日本のアニメは世界中に「流通」はしているが、回収ができていないという実態が報告された。知名度の割には厳しいビジネスを強いられているのである。
有り体に言えばデジタル技術、インターネットなどの新しい環境に対する取り組みが遅れているいるのであるが(アニメだけではなく日本全体に言えることだが)、そこに立体3Dなどの新しい波が押し寄せてくる。待ったなしの時代をどう生きてゆくかが今後のアニメ産業の死生を分かつこととなる。
本日アニメアワードや功労賞の表彰式がありこれから家を出るが、高畑さんや小田部さんが出席されるというので楽しみである。どんなコメントが聞けるであろうか。
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