止まらない東映アニメーションの快進撃
そんなアニメ業界の中にあって元気なのが東映アニメーション。
ハリウッド系とは、そうでもない。東映アニメーションの売上は結構なものである。
アニメ業界全体が停滞気味の中にあって、好調な企業がいくつかある。その代表が東映アニメーション。10月25日にリリースされた「業績修正に関するお知らせ」によると、今期の売上が過去最高だった前期より大幅に上回るとのことである。
東映アニメーションの売上については2005年に初めて200億の壁を破る215億を記録し、その後ほぼ横ばい状況が4年ほど続いたが、2010年に『ONE PIEACE STRONGWOELD』の大ヒットで一挙に266億円まで売上を伸ばした。
その反動もあり、今期は242億円という期初予測であったのが半期を過ぎた時点で290億円に修正されたのだ。「ワンピース」や「スィートプリキュア♪」が好調の要因であるとのことだが、それにしても大したものである。
他のスタジオで決算が発表されているのはプロダクションIGだけだが、おそらく製作企業(パッケージメーカーとかではなく、制作スタジオを持っている企業として)としては一人勝ちといってもいい状況ではないか。他にもヒット作品を抱えているスタジオはあろうが、多分規模が違っている。
ドリームワークスの2010年の売上が7億8500万ドル。円高が続けば東映アニメーションが追いつく日は意外と近いかも知れない。
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