4月16日(水)
〈ABPF“欧州アニメ・マンガ展開『欧州向けアニメとマンガの現状』”〉
4月16日(水)のアニメビジネス・パートナーズフォーラムABPFはOne Bridge代表取締役ジョン・ P.イーサム氏を招いての標題のセミナー。2003年アメリカでVIZメディアを立ち上げ、2007年VIZヨーロッパを立ち上げ、2010年に日本に戻って(と仰っておられた)現在の会社を設立したとのこと。
イーサム氏の話を聞いて認識が甘かったと思ったのはフランスがコミック大国であるということ。もちろん、日本ほどではないが北米の倍はあるそうだ。
ヨーロッパにおけるマンガ・アニメに状況を聞くと、2007年前後をピークとして経済状況やネット海賊版によって縮小状態にあるという。
今まで日本のアニメを放映していたイタリアのItalia1、ドイツのRTL2、フランスTF1といった放送局がその枠を縮小しており、さらには子ども番組自体が少なくなっているという。フランスなどでは自国アニメが60%なければならにという規制があるにしても、今後の行く末が心配である・
子ども枠の減少は、デジタル放送やネットというデジタル・プラットフォームの影響が大きいと氏は述べられていた。これだけ聞くとマンガ・アニメは先細り状態に思える。
その一方で、去年15万人を動員したジャパンエキスポが今年は25万人の予測を立てているとのこと。日本好きは増えているし、マンガ・アニメファンも増えていると思うとイーサム氏も語っていたが、人気と売上が乖離しているようだ。
おそらく、日本のコンテンツに対し何らかの形での消費は行われているはずなのであろうが、それが統計に出てこない。もっと有り体に言えば製作者や権利者が把握出来ない経済があるということなのであろう。大きな課題である。
コメント