中日動漫合作フォーラム
アニメフェア初日、最初のスケジュールは「中日動漫合作フォーラム」であった。写真を見て貰えばおわかりかと思うが一目でわかるのがデジタルハリウッドの杉山学長である。
スピーカーは日本サイドがフジテレビ執行役員の前田和也氏、そしてデジタルハリウッドの学長である杉山知之氏、シンク代表の森祐治氏、コスパ代表の橋本敬史氏、日中の架け橋を目指すゴールデンブリッジ代表森田栄光氏、中国サイドは中国著作権保護センター副主任のZou Jianhua氏、上海ファンタジアアニメーション代表の張天暁氏、中央美術学院招聘教授成飛氏などの顔ぶれであった。
まず張天暁氏の話。中国ではアニメのターゲットとなる4才〜14才までの子どもが人口の5.7%を占めるとのことである。そして、自社が手がけた『Shaolin Kids(少林キッズ)』という子ども向けオリジナルアニメシリーズが成功、4,000万元の収入があったそうだ。現在の金融危機で海外との協業の可能性も大いに出て来たということ訴えていたが、実際フランスと共同で作品を開発中とのことである。聞くところによるとフランスの下請けをやっている会社も結構あるらしい。
様々な方が日本での取組について発表する中、印象的だったのはフジテレビ執行役員の前田和也氏のお話しであった。昨年夏よりコンテンツ提携・販売プロジェクトを組み、今後海外、特に中国と真剣に取り組んで行くと語っておられたが、今までどちらかというと内向きであった日本のテレビ産業がようやく海外展開に向かうという感慨を強くした。明日はそのフジテレビの戦略についてお伝えしたい。」