ITmedia誠の連載です。昨日の続きとなっています。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1205/31/news011.html
今までの連載分はここにあります。
http://bizmakoto.jp/makoto/kw/anime_biz.html
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投稿情報: 09:29 カテゴリー: ITmediaブログ | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
ITmediaで海外のでロボットアニメビジネスについて書いてみました。
よければ見て下さい。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1205/30/news013.html
今までの連載分はここにあります。
投稿情報: 10:28 カテゴリー: ITmediaブログ | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
漫画家のキャリアプラン
(20116月/トキワ壮プロジェクト/1,470円)
『漫画家白書』の続編で、漫画家になるためのキャリアプランが書かれてあるが、こちらも具体的で丁寧である。
「プロになれる人/なれない人の違い」「マンガでメシを食う3つの方法」などを読むとなるほどと思う。また、タイプ別のキャリアアップについてもその段階が詳しく書かれている。
『漫画家白書』と並んで読んでみることをお勧めします。
投稿情報: 15:58 カテゴリー: アニメビジネスがわかる本 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
(2011年1月/トキワ壮プロジェクト/3,150円)
「マザーコンテンツ」の創り手はいかに育つのか、というサブタイトルが付いたこの白書を知ったのはネットで偶然遭遇したからである。トキワ壮プロジェクトという名前を聞いて(正式には特定非営利法人NEWVERYトキワ壮プロジェクト)、一瞬怪しい感じを受けたが、取り敢えず取り寄せてみたら驚いた。
実にしっかりした白書だったからである。さらに、このプロジェクトは漫画家志望者に向けて都内で低家賃の住宅を供給し、漫画家のための講習会や仕事の斡旋・紹介までしていると知って興味は一気に高まった。
詳しい内容は下記のHPに譲るがなかなか充実した活動振りである。失礼ながらNPO法人でなぜここまで出来るのかと思い、このプロジェクトを設立した山本繁氏の『人を助けて仕事を創る 社会起業家の教科書』を読んだら非常に納得した。
http://tokiwasou.dreamblog.jp/
実にNPOの役割や機能を理解した上での活動なのである。私もそうであるが、日本ではNPOやNGOが果たす役割に対する理解が低い中でこのような実績を上げているというのはもっと評価されるべきであろう。肥大化する行政に変わって「人助け」を事業化させることの意義は大きい。
さて、この『漫画家白書』であるが、優れていると思った点は、対象者を「志望者」「読み切り作家」「連載作家」に分けてその属性・定義を明らかにした上で調査していることである。これが実にわかりやすく、漫画家の実態がよく整理されており非常に参考になった。
ということで、マンガビジネスに興味のある方、この本は面白いです。あと2冊あるので順次紹介します。
投稿情報: 06:55 カテゴリー: アニメビジネスがわかる本 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
(中村珍/新潮社880円税別/2012年1月)
マンガ家のコスパ
マンガ家という職業を考える上でなかなか興味深い作品であった。「ケチな自分と戦うエッセイ」なのだそうだが、内容はマンガの制作費=経済学に迫るものであり貴重な証言となっている。
ページ1万3千円の本書の原稿を書くために、どれだけのコストがかかっているのか。気楽なエッセイマンガゆえに著者は「時給7万8千円」で描けると編集者に豪語するが、実際は凝ったページやアシスタントのギャラなどを考慮すると初回連載から赤字であった・・・
他にも面白いエピソードが満載である。例えば、3人のアシスタントに同じ画を描かせその作画制作に何分かかるかなどのタイムアタック。結構緻密な画(外車)であるが、大体1時間程で描き上げている。
さらに、マンガは何日風呂に入らないかなどについても述べられている。安田弘之、久正人、中島三千恒などに実際に聞いたそうだが、結局自分が一番風呂に入らない日数が多かったなど(著者は女性)。
ところが、連載中がはじまってすぐに東日本大震災があり、話はそちらを軸とした経済ストーリーとなる。仕事場が被災し、出版社で原稿を書き続けたエピソードや引っ越した際の経費などが詳しく描かれている。著者の実直な性格もあるのだろうが、マンガのコスパを知る上で大いに参考になった。
しかしながら、結局、マンガ家という職業を考えるについては、もっとデータがないとわからないということだ。マンガ家の総人口さえわからない状況である。また当然平均収入などもわからない。マンガ産業全体の統計を出す必要があるのではないであろうか。と思ったら、産業全体ではないが非常に参考になる本があった。次回紹介する。
投稿情報: 17:46 カテゴリー: 『アニメビジネスがわかる』解説 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
アニメビジネスがわかる本241『マンガの方法論 マンガ原作発見』
(岩見吉朗/朝日新聞出版1,890円/2011年2月)
マンガ原作者への道
マンガ家への道(キャリアマップ)は広く知られているが、原作者となるとどうか。古くは梶原一輝、小池一夫などであるが、両者はいずれも作家志望からの転向組。雁屋哲は電通、武論尊は自衛隊である。
それで本書の著者と言えば、一般企業からあの「ロッキング・オン」を経てフリーの文筆業となり、そしてマンガ原作者となったそうである。いずれにせよ、最初からマンガ原作者を志す人間は少ないということなのであろう。
これは私見であるが、マンガ、アニメが好きでそれをつくってみたいと思うが画が描けないという場合、前者なら原作者、後者なら脚本家(もちろん原作者でもいいが)を志すのがいいのではないかと思う。
マンガ、アニメにおいて当然のことであるがストーリーは重要である。日本に限らずストーリーの優先度は高い。私見であるが原作者、脚本家をもっと積極的に育成してもよいではないかと思う。
投稿情報: 17:04 カテゴリー: アニメビジネスがわかる本 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
ITmediaの掲載記事です。
投稿情報: 14:53 カテゴリー: ITmediaブログ | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
投稿情報: 18:22 カテゴリー: 中国アニメ漫遊記 | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
(さそうあきら/朝日新聞出版1,890円/2011年2月)
力の向けた、しかし的確なマンガ制作論
さそうあきらも精華大学で教えているとのこと。本書はその教育メソッドの一端が覗えるものが、ただしほとんど理論とは関係の無い実作のマンガで占められている。ということで、マンガ制作のための理論が活字ではなく手描きで書かれている。
従って、文字としての情報量はかなり少ない。だが、その方法論が的確である(マンガを描いたことがないので偉そうなことは言えないが、そう思える)。まず、凄いと思えるのは洞察力。マンガ制作のポイントを捉まえ、的確に指摘している。
その辺の語り口が実に淡々としており、柳沢きみおや六田登とは随分と印象が異なる。学生在学中にちばてつや大賞を受賞し、その後順調にキャリアを積み重ねてきた余裕もあるのかも知れないが、ひょっとして育ちがいいこともあるのでは。
精華大学で教えているマンガ家の著作を紹介してきたが、おそらく今後ここから多くのプロが輩出されていく気がする。韓流スターの多くが大学の演劇部や演劇科卒業という事実を見れば、日本でもマンガ学部・学科をもっと増やせば確実にマンガ家は育てられるのではないか(アニメもそうだが)。
投稿情報: 13:14 カテゴリー: アニメビジネスがわかる本 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
初日だけはビジネスデーということで、ゆったり会場を回れたが翌日からは人の波。7つの会場で動員数208万にということだが、本会場のここはどれほどであろうか。正確なことはもちろんわからないが、写真にあるように次から次へとやってくる人々のことを考えると6日間で30万人〜40万人は訪れているのではないか。
朝ホテルでテレビをつけると7時からのニュースのトップで動漫市の様子が伝えられている。約10分ほどだが、おそらく他の定時ニュースでも同様であろう。市政府を挙げて取り組んでいる様子がうかがわれるが、それもあっての大量入場者であろう。
会場へ向かう人の列、列、列(そう言えば今回は天気が悪かった)。「杭州市のはずれ」とタクシーの運転手が表現していたが、電車も地下鉄(秋開通予定。ただし、この会場の近くには通らない)も通っていないので、どこにバス停があるのだろうか。
今回は会場が変更になったせいかオペレーションが非常に悪かった。ホテルから会場に向かう送迎バスは朝8時に行ったきり戻ってこない。30分置きにあるはずが一向に音沙汰なし。というこで3日間会場へはタクシーで行くこととなった。
また、帰りは帰りで何時どこからバスが出るかが不明。17時集合ということで向かったら10分前に出てしまったとのこと(あとでわかったのだが)。仕方がないので歩いてホテルに帰ったが、約5キロで1時間ほどかかった。
さらに、本部があるはずの建国飯店に受付デスクがいない。従って、誰に何を聞いていいのか全然わからない。スケジュールを書いた紙がドーンと貼ってあるだけなのである。アニメフェアのパンフレットも一種類しか渡されず、ゲストとして参加した人間にさえ紹介されているパンフがもらえなかったなど、課題満載であった。
こちら展示場Bの地下で開催されていた「中国COSPLAY超級成典」。コスプレが盛んな中国ではこの種のイベントで多数見られる。こちらは入場料はアニメフェアとは別に30元必要。
入り口の右側にいた人。お国柄のせいか時代劇のコスプレが多い。
地下のコスプレ会場。数百人収容か。ちょっと変形したつくりになっており左側にサブモニターがある。
タイトルに引かれてサミットを覗く。その名もズバリ「中国動漫強国之路」であった。実は私がセミナー用に用意していったものと同じものであった。もっとも、こちらのセミナーは出場者が増え過ぎて、持ち時間一人3分となったため、パワポの一部を見せその解説に留まった。そして、「中国動漫強国之路」の最後を締めくくるのは、国家広播電影電視総局副編集長・宣伝管理司の司長金徳龍氏。広電総局バリバリのパワーエリートである。この人がいる限り国内産業最優先の路線に変更はないものと思われる。
投稿情報: 14:58 カテゴリー: 中国アニメ漫遊記 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
展示場Aの2Fに向かうと、いきなりワンピースのブースに出会った。「天弘知識産権代理有限公示(Skynet Intellctual Property)」という会社が出しているとのこと。総経理(社長)が日本人で正式なライセンスを受けているそうだ。キャラクターのクリアファイルが5元で売られており 、海賊版よりは高いが台湾のブースで売られている15元の1/3。これならかなり競争力があるのでは。こうした代理店が生まれてくれると日本サイドに取っては非常に心強いのではないか。ブースの角の展示スペース。
こちらは台湾からの出展。正式なライセンス商品を売っているが人気が高い。
このあと日中アニメ関係者のシンポジュウムがあり、終わるとすぐに移動して晩餐会となる。そして、その後近くの「黃龍体育館」というアリーナ オープニングイベントに参加。毎度の事ながらその規模に驚かされる。出場者ぼ多さや場面転換はまるで紅白歌合戦を思わせるものがある。日本的な感覚の予算規模は2〜3億円といったところか。
驚いたのはフロアスペース。何と氷が張られており、ロシアから招かれたスケート・ダンサーが踊っているのである。
アニソンを唄っているとのこと。歌もうまかったがこのルックスなら日本でも受けるのでは。
まだまだ出演者はいたがここでフ
ィナーレ。隣にあるスタジアムでやった時には花火であった
投稿情報: 16:12 カテゴリー: 中国アニメ漫遊記 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
『テレビアニメ夜明け前』
(津堅信之/ナカニシヤ出版2,000円(税別)/2012年4月)
歴史に出て来なかった関西テレビアニメ史
杭州のことを書こうと思っていたのだが、写真をクラウドに入れ忘れてしまったため月曜日以降に延期します。
ということで、出たばかりの津堅さんの本。「知られざる関西圏アニメーション攻防史」とあるように、今まで触れられたことのなかったアニメ史ということで興味深いものがある。
京都は元々日本アニメの生みの親と言われる政岡憲三が生まれ活動していた地である。また、J・Oスタジオの「J・Oトーキー漫画部」で市川崑がアニメーションを制作していたというのも広く知られている。
本書はそうした創生期から戦争を経て現在に至るまで、関西圏のアニメーションがどのように動いていたかを伝える労作である。当然アニメーション研究には必携の書であろう。
精華大学関連の本を紹介してきたが、この本もそうである。津堅さんが精華大学に勤務しているとのことで助成を受けたとある。精華大学、元気なり。
投稿情報: 17:48 カテゴリー: アニメビジネスがわかる本 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
本日ITmediaの記事がアップされました。宜しければご覧下さい。
投稿情報: 10:50 カテゴリー: ITmediaブログ | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)